リチウムイオン電池や燃料電池等の高性能な化学電池は，モバイル機器の小型電源から電動車電源，大型の定置型蓄電池として開発が進められ，環境/エネルギー技術として世界中で注目されています．化学反応を利用して蓄電，発電を行うこれらの電池は，電極，電解質，セパレータ等さまざまな電池材料から構成され，その電池特性は金属、無機、有機、ポリマー等の化学物質に委ねられています．近年，材料開発を支える分析技術や計算科学，さらにはデータ科学の急速な発展により，これらの材料の基礎物性や電極反応、反応機構等が解明されている一方で，解決すべき問題は山積し，社会的な要請も益々高まっています．化学電池を真に社会的に重要な産業として位置づけていくためには，さらなる材料の基礎的評価，分子設計，プロセス技術等の発展と，基礎研究の分野における豊かな発想が必要不可欠です．本研究会は，これらの社会的・学術的背景の基で，研究会や講演会，夏の学校等の活動を通して，広く本学術分野に貢献することを目的に，1999年に第1回ミーティングを開催し活動を続け，国際的な会議の開催にも貢献してきました．本分野にかかわる皆さまの積極的な参加により益々研究が発展し，学術および産業に貢献できる研究会として活動できればと考えております．




化学電池材料研究会会長 2023年4月
駒場慎一 東京理科大学 教授/ Prof. Shinichi KOMABA @TUS


　　　　　　　　　　　日本化学会　電気化学ディビジョン　化学電池材料研究会

入会方法
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【連絡先】
化学電池材料研究会事務局 宇賀田 洋介 (横浜国立大学)
〒240-8501　横浜市保土ケ谷区常盤台79-5
TEL: 045-339-3934
E-mail: kagaku-denchi@ynu.ac.jp